白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月20日発売)
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本棚登録 : 2864
感想 : 208
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通勤途中の電車内で読んでいたので、眠い日や飲み会があったりして遅々と進まなかったけど、この巻は勢いよく、外出時は早めに家を出て現地で読んだりしていた。
今読んでも全然面白かった。
タイトルが白い巨塔とあったので、大学病院の医療関係者の権力争いの様なものが中心だと思ったが、加えて医事紛争裁判がその割合を大きく占めていた。
裁判は互いの主張も理解出来るので良い悪いでは簡単に片付けられないけど、原告は進める過程で嘘偽りなく事実を事実として証言し、被告は名誉や権力を得るために事実を捻じ曲げる証言をするが、自分だったらどうだろう。
この様な選択は多くはないけど何度かあった。
普段の生活でも思いもしていない事を言い忖度する事もあった。
子供の頃に両親からいつも言われてた「人に迷惑を掛けてはならん」を思い出す。
今は定年を迎えたので全てが昔の話だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月29日
読了日 : 2023年3月29日
本棚登録日 : 2021年10月31日

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