一橋文哉『世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者』角川文庫。
2000年の大晦日に起きた一家四人惨殺事件の真犯人に迫るノンフィクション。
『私は、真犯人に会った』という衝撃的な帯の惹句の割りには物足りなさを感じた。真犯人というキーワードだけで描いた感が強く、ゴールに向かってまっしぐらという割りには何ら捜査の進展が無く、一橋文哉の一人相撲のように感じるのだ。
テーマの性格上、どうしても清水潔の『犯人はそこにいる』と比較してしまう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2017年11月30日
- 読了日 : 2017年11月30日
- 本棚登録日 : 2017年11月29日
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