ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年2月22日発売)
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シリーズ第四弾。ついに篠川栞子の母親が栞子と大輔の前に姿を見せる。前作までは連作短編だったが、今回は長編で江戸川乱歩の古書をテーマにしている。

栞子が真実に迫る手掛かり、トリック、真実の顛末までが江戸川乱歩の傑作『二銭銅貨』そのもの。まるで江戸川乱歩へのオマージュとも取れるような作品。江戸川乱歩の『二銭銅貨』を読んでから、この作品を読むと面白さが倍増するのではないだろうか。

江戸川乱歩の少年探偵団シリーズは懐かしい。作中に『二銭銅貨』『心理試験』『D坂の殺人事件』『押絵と旅する男』などが登場するのも嬉しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2013年3月30日
読了日 : 2013年3月30日
本棚登録日 : 2013年3月29日

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