バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年5月12日発売)
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本棚登録 : 3303
感想 : 190
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学校でミステリー作品の課題が出たことで読みました。
シャーロック・ホームズ作品は昔から知っていましたが今までなかなか読む機会がなく今回の作品「バスカヴィル家の犬」が初作品となりました。
ホームズとワトスンのもとに、ステッキを取りに戻ってきたモーティマー医師が相談をするところから始まります。
西部イングランドのバスカヴィル家に伝わる伝説とヒューゴー・バスカヴィルの死体、数日前に起こったチャールズ・バスカヴィル卿の死に関する事件。巨大で獰猛な黒い獣(魔の怪物)の噂。
チャールズ卿の死んだ今、相続者であるヘンリー・バスカヴィル卿を守るため、ワトスンとホームズは別行動で事件を調べていくことになります。
登場人物も多く、証言や今のようにスマホなど便利なものが多くない為、手紙や電報を使うことで生じるアリバイなどの証拠など自分でも推理しながら読み進められました。
ホームズの
「あらゆるあり得べき場合を想像して、その中からもっとも確実なものを選びだすのです。想像力を科学的に利用するのです。」
「事件のもっとも困難だと思われる点に、十分考察をくわえ、科学的な分析をほどこしてみるのが、もっとも早く全体を明らかにする道なのだ」
という言葉が印象に残りました。

とても面白く、最後まで一気に読みました!
これを機に、もっとホームズ作品を読んでみたいと思います!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月10日
読了日 : 2023年4月9日
本棚登録日 : 2022年5月6日

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