ミステリとしては、もしかしたらシリーズで一番好きかもしれない。
作中に散りばめられたヒントに気づけるかどうか、という作りになっていた。
本格ミステリ好きとして、この作風は、楽しい。
また内容も、青春だな〜、って思えるような物語だった。
誰かを傷つけたり、誰かに傷つけられたり。
例えそれが当人たちの思惑ではなかったとしても、傷つけたり傷つけられたりしたほうは、自分が何かしてしまったんだろうか、何かされるようなことをしてしまったんだろうか、と悩むことになる。
大人になっても、もちろん人間関係の悩みはあるが、優先順位が仕事のほうが上である以上、仕事に対する悩みのほうがウェイトが大きくなる気がする。
友達との関係で悩めるのも学生時代の特権。
大いに悩め、若者よ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月29日
- 読了日 : 2023年4月29日
- 本棚登録日 : 2023年4月29日
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