きみは赤ちゃん

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年7月9日発売)
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本棚登録 : 1890
感想 : 282
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いつだって、男性と女性…
や、もはや、マイノリティーのひとも関係なく、性別を超えて人と人同士がお互いに耳を傾けて、うまくやっていける社会になれば、と心の底から願っている。

恋人のことは、まるっとすべてを愛しているのだけど、あまり積極的に子を持ちたいとは、自分自身思っていない。
それはやっぱり、周りのたくさんの人たちが、子を持つことによって、恋人や夫婦の関係性が変わって、そしてそれがあまり良い方向に向いていってない様子を何度も見てきているから。
つまり、いちばんは、自信がないからである。

川上未映子さんの「すべて真夜中の恋人たち」が大好きで、何となく手に取ったエッセイ本だったけれど、結果として一層自信がなくなった…。(笑)

特に産婦人科の先生が、痛みを表す度合いを説明していたシーン(紙で手を切る痛みがレベル1として、骨折・捻挫の痛みはレベル2、やけどはもう少し上で、痛みのマックスレベルは、指の切断。だけど、出産はココ!〜指の切断の遥か上を指しながら〜)が怖すぎて…。
全てのお母さまたちを尊敬すると共に、やはり私はムリだ…と思ってしまった。

とりあえず、いつか子を持つならパートナーには半年以上の育休を取ってもらうことはマストだなぁ、、。
だって、私が産むんだもん。
ぼろぼろの身体と、ホルモンの奴隷と化したメンタルでひとりで子育てなんて絶対ムリ…。
彼のことも嫌いになってしまいそう…。


お互いを理解し合うためにも、たくさんのひとに読んでもらいたい本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月30日
読了日 : 2022年4月26日
本棚登録日 : 2021年12月31日

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