ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン) (岩波文庫 青 601-1)

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アバタロー氏
参考 宇野氏「民主主義とは何か」20220729

《ソクラテス》
BC470~399年 ギリシア哲学者
ソクラテスの弟子はプラトン
プラトンの弟子のアリストテレスは、アレキサンドロス大王の師

《事前勉強》
・ポリスとは都市国家
・アテナイはポリスの中心で、民主主義を採用、ライバルはスパルタ
・紀元前431年~ペロポスソス戦争
アテナイとスパルタの戦いで、長期戦後アテナイは大敗
・民主主義でみんなの意見を聞いていたが、人気取りしか考えない政治家が増えた
・デマゴーグとは政治的リーダーで政治を動かしていた
・ソフィストとは弁論術や自然科学を教える職業
ソフィストを論破していたのが老人ソクラテス

《内容》
福音書4巻
・2巻 ソクラテスの弁明
舞台は紀元前5世紀のアテナイ
不当な裁判にかけられてしまい、死刑宣告を受けたソクラテスがアテネ市民に向かって弁明を行う姿を弟子のプラトンが記録した
・3巻 クリトン
獄中でソクラテスとクリトン(幼馴染)の対話形式
お金を渡せば脱獄できる
よく生きることだ、正しく美しく生きることだ
脱走するとは正しいと言えるのか
不正に対し、不正で答えたことになる

《感想》
ソクラテスは哲学の祖と言っても過言ではない知っておきたい人物である
ソクラテスは死ぬのが怖くなかった
「この世からあの世へ行く引っ越しのようなものであれば非常に興味深い」
「死というものが魂が肉体から解放されるだけのもの」と考えていた

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文(心理・歴史・思想)
感想投稿日 : 2023年9月18日
読了日 : 2023年9月18日
本棚登録日 : 2023年9月17日

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