zenの本棚
- 本と鍵の季節 (集英社文庫)
- 米澤穂信
- 集英社 / 2021年6月18日発売
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「栞と嘘の季節」を買ったのですが続編だと言うことを買った後に気づき、急いで購入。
短編集ということだけど、完全に別の話という事でなく繋がりもあるので良かった。それと米澤穂信さんの本は今まで「古典部」シリーズしか読んでいないのですが古典部は爽やかな関係、こちらは少し何とも言えない関係って感じでよりミステリに重点を置いている感じ。そのミステリに関しては伏線の張り方はさすがとしか言いようがなく、後から見て納得できるものばかりでめちゃくちゃ面白い。
とても読みやすかったです。すぐに続編にも読み掛かろうと思います。
2022年12月10日
- 天久鷹央の推理カルテV: 神秘のセラピスト (新潮文庫nex)
- 知念実希人
- 新潮社 / 2017年3月1日発売
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今回もすごく良かった。
なんと言っても今回の見どころである白血病の少女を救えるかという物語が非常に良かった。
天久鷹央の推理カルテ-ファントムの病棟-で出てきた健太と重ね合わせながらストーリーが進んでいくのだけど、今回は医療不信に陥り、預言者の言葉しか信じない母親が骨髄移植を許可しないと娘の命がないというまた別問題なのがまた面白い設定。
一見医療とは関係なく見えるけどしっかりメディカルミステリーになっていて、トリックが仕込まれているのがやっぱり面白いし勉強にもなる。
宗教的な話も白血病の話も前作までの物語と被る所があるのに、また別の物語になっていてさすがだなと思う限りでした。。
2021年8月19日