東野圭吾の本を読まずして本好きは語れないだろうと最近になって思い1作目に選びました。

まず文章に関しては、言うまでもなく素晴らしいです。
地の文が多いのに読みやすく、それに実体験なのではと思うほどの鮮明さ、それに相まってSF要素のギャップも良かった。
時代が行ったり来たりするのは少々疲れました。

ナミヤ雑貨店と児童養護施設「丸光園」との不思議な結びつき。
この結び付きが何だったのか明確にはならなかったので、ここは時空を超えて手紙が届くという不思議な現象によって繋がった人達は不思議にも丸光園と関係していた、
という認識で良いんでしょうか。
物語はかなり引き込まれるものがあって夢中になって読みました。映画も見ました。
他の作品も見てみようと思います。



2023年12月19日

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読書状況 読み終わった [2023年12月17日]

「栞と嘘の季節」を買ったのですが続編だと言うことを買った後に気づき、急いで購入。
短編集ということだけど、完全に別の話という事でなく繋がりもあるので良かった。それと米澤穂信さんの本は今まで「古典部」シリーズしか読んでいないのですが古典部は爽やかな関係、こちらは少し何とも言えない関係って感じでよりミステリに重点を置いている感じ。そのミステリに関しては伏線の張り方はさすがとしか言いようがなく、後から見て納得できるものばかりでめちゃくちゃ面白い。
とても読みやすかったです。すぐに続編にも読み掛かろうと思います。

2022年12月10日

読書状況 読み終わった [2022年12月10日]

記憶喪失から始まるのは読者と同じ目線でいいよね。
犯人は予想できちゃったけど予想外のトリックはあって良かった。最後犯人の2人まで死んだのは無理やりすぎないか?と思ったけど次に繋がるのかな、、?

2022年10月13日

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読書状況 読み終わった [2022年10月13日]

気がついたら知らない島にいて、そこは捨てられた人達の島だという、ミステリアスで現実にはありえない設定。文章からは現実味のある世界観が伝わってきて、実際に階段島があるのではと思う程繊細な描写で書かれている。比喩表現も独特だけど面白くて好き。

捨てられた人達の島-「階段島」で主人公の七草が真辺由宇に再会する所から始まる。七草は彼女がこの島にいることは許せないと感じていた。

最終章まではミステリアスな世界観を不思議に感じつつ物語を進める事しか出来なかったが、落書き事件や佐々岡達とのやり取り等々面白かったので楽しんで読めた。最終章で階段島の構造が解ける。落書き事件の動機と七草が真辺が島にいることを許せなかった理由等全てがつながったのは快感だった。

以下ネタバレ

現実の七草が捨てたのが悲観主義者でネガティブな思考をする自分だったから、自分たちが捨てられた人格であり、虚像であるという絶望的な真実にたどり着くことができた。
真辺由宇が捨てたのが理想主義者の自分だったから、最終的にも現実の自分達が間違いであると考え、究極の理想を追求しようとした。これらの因果関係があったから、この物語はまだ続くんだ、と思うと良くできているな、と感じた。シリーズとしても既に完結しているらしいので、完結編まで読みたいと思います。

2021年9月2日

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読書状況 読み終わった [2021年9月2日]

今回もすごく良かった。
なんと言っても今回の見どころである白血病の少女を救えるかという物語が非常に良かった。
天久鷹央の推理カルテ-ファントムの病棟-で出てきた健太と重ね合わせながらストーリーが進んでいくのだけど、今回は医療不信に陥り、預言者の言葉しか信じない母親が骨髄移植を許可しないと娘の命がないというまた別問題なのがまた面白い設定。
一見医療とは関係なく見えるけどしっかりメディカルミステリーになっていて、トリックが仕込まれているのがやっぱり面白いし勉強にもなる。

宗教的な話も白血病の話も前作までの物語と被る所があるのに、また別の物語になっていてさすがだなと思う限りでした。。

2021年8月19日

読書状況 読み終わった [2021年8月19日]

2巻がなんか重い感じの話だった印象が強くて、、
3巻目に手を出しづらかったんだけど、久しぶりに読むとこんな面白かったっけ。という感じだった。
(多分1年以上ぶり)
意外にも軽快に読めて良かった。
鷹央が年上相手にズバズバ行く所が個人的にツボ。

「拒絶する肌」で鷹央が小鳥遊に減菌手袋を渡した時点で全て察してしまった。。推理が当たって嬉しかった〜。

今回は天久鷹央と小鳥遊優のコンビが解散の危機に陥るわけだけどシリーズが続くという事を知っているので、大丈夫だろうなとは思った。それでもどんなトリックを鷹央が推理するのか先が気になって一気読みしてしまった。4巻も早く読みたい!

2021年6月27日

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読書状況 読み終わった [2021年6月27日]

山田悠介の本にしては、何と言うか「ストレートな作品」でホラー要素やスリルが欲しいといった人には物足りないかも。日常系のまったり(?)した話が好きな自分にとっては、すごく好きな話だった。

「ゴミ屋敷」では長崎と大熊の人柄が何となく理解出来た(笑)ちょっとした怖さがあって良き。
「攻略結婚」の話、三星と典子は結ばれて欲しかったな〜。長崎は辞めちゃったけど、続編では出てきてくれないのかな?

2021年6月27日

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読書状況 読み終わった [2021年6月27日]
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