ローマ人の物語 (28) すべての道はローマに通ず(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2006年9月28日発売)
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こちらではローマの水道、医療、教育について語られている。
キリスト教の破壊力の大きさよ。それがいいとか悪いとかではなく、一つのことが世界を変えるということに思いを馳せた。
ローマ人のインフラにかける想い。実利も公益も兼ねた合理的な結果。そして、2000年の時を超えて今もある遺跡。
今、多様性とか色々言われているが、元祖多様性の帝国。帝国という言葉から程遠く感じる、この敗者を受け入れ、認め、包括してローマ帝国とする懐の大きさは唯一無二だと思う。今こそ、ローマ帝国を見直し、参考にするべき時なのではないかと思う。起こっているいざこざは2000年前も今も変わらないし。
次からも楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月10日
読了日 : 2024年3月10日
本棚登録日 : 2024年3月10日

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