開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
- 早川書房 (2013年9月5日発売)
すごい…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
感動的におもしろい…!!
1770年、ロンドンが舞台。
ダニエルの解剖教室では、5人の弟子達が学んでいる。
イギリスでは解剖学が他国より遅れをとっていた時代。
墓を暴いて手に入れた死体を買い、解剖をしている為、役人の目に注意しながら研究を続けている。
急に来訪した治安隊に、慌てて暖炉の裏に死体を隠した弟子達。
暖炉の裏には、隠した死体の他に、2体の死体が隠されていた——。
しかもそのうちの一体の四肢が切断されているとキタ。
気になりすぎる作品でした( ✧﹃✧)
ダニエルの弟子達5人がとても賢くて先生想いで尊い……(ღ*ˇ ˇ*)。o♡
法医学という名前もまだない時代ですが、解剖学に全てを捧げているダニエルを慕って、真剣に、時にコミカルに描かれている弟子達の様子がとても魅力的です。
『盲目判事』ジョンは、目が見えない代わりに他の器官が研ぎ澄まされ、虚言を見抜く力があるのも面白い。
判事の姪であり、治安隊の一員であるアンは、彼の『目』になり、状況を正確に伝えます。
面白いと思ったのは、状況説明ではなく(彼女の言葉で)現在行われている行為が、見たままに伝えられている描写です。
ミステリなので、そんな言葉も警戒しながら読んでしまいますね(^▽^;)
登場人物が多いので、怪しい人ばかり笑
余計な推理はさっさと放棄して、楽しみました(^▽^;)
翻訳された海外作品を読んでいる気分…(〃´-`〃)♡
徐々に真相が明らかになってくるので、後半は一気読み必至。
ラストまで気が抜けない展開で、めちゃめちゃおもしろかったです!!
とにかくキャラが魅力的なこの作品。
3部作らしいので、続きも読みたい!!ヽ(´▽`)ノ
おすすめです!!
- 感想投稿日 : 2023年10月3日
- 読了日 : 2023年10月3日
- 本棚登録日 : 2023年10月3日
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