2018年、本屋大賞受賞作
何年か前からファンタジー色が強そうで自分には会わないか?と思い読まないでいた本。
しかし自分の中で「本屋大賞受賞作品=話題作品」なのでやっぱり読んでみた。
中学生の不登校の子達の物語。
予想通りファンタジー感満載。しかし鏡の中の城内での会話がストーリー進行の為、世界観が強すぎず入り込み易く分かりやすい。しっかりと馴染めた。
この作品に名作感を感じるのはやはり年代の時代のギャップを感じさせつつも、やはりどの時代も中学生は中学生だなと思わせるところ。
どの時代でも幼さと弱さが残る、子供から大人になる手前の思春期は変わらない。
しっかりとした感情と思考が芽生え出して、失敗を繰り返す時期。そうして大人になる準備をしていく時期。不登校の中でもこの鏡の中で各々成長を手に入れていた。
アフターストーリーも垣間見れて凄くしっかりしたビジョンで想像する事ができる。
ストーリーも面白く、設定も面白かった。これは流石受賞作だと感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月13日
- 読了日 : 2023年6月13日
- 本棚登録日 : 2023年6月1日
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