かがみの孤城 (一般書 113)

  • ポプラ社 (2017年5月9日発売)
4.41
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Amazon.co.jp ・本 (558ページ) / ISBN・EAN: 9784591153321

作品紹介・あらすじ

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

みんなの感想まとめ

生きづらさを抱える人々の心の旅を描いた物語は、優しさと友情、そして自己発見の重要性を深く掘り下げています。登場人物たちが集まる不思議な城を舞台に、それぞれのストーリーが交錯し、思春期の葛藤や特別な存在...

感想・レビュー・書評

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  • 辻村深月さんの小説を初めて読みました。
    娘がよく読んでいたので本の二学期位までは
    面白いけど若い人が共感する内容なのかな?
    と何時もより浅い所で読み進めていました。
    それが途中から気がつけばより深い所で
    物語に入っている自分がいました。
    この物語も凄く優しい色で包まれていて、
    大丈夫という言葉の優しさに
    涙がとまりませんでした。
    物語の人達の優しさ、友情、強く生きる決意、
    本当に感動しました。
    私的には、こころさんの
    私がその分、覚えている。
    友達だったことを。
    のところが優しくて強くて大好きです。
    本当に素敵な物語に出会えて良かったです!

    • まめたカチカチパスタさん
      ごさん コメントありがとうございます!
      この作品は辻村深月さんで私が初めて
      読んだ物語でした。
      そして本当に物語の最後の1行まで
      とても素敵...
      ごさん コメントありがとうございます!
      この作品は辻村深月さんで私が初めて
      読んだ物語でした。
      そして本当に物語の最後の1行まで
      とても素敵で幸せな時間を過ごせた
      大好きなお話です!

      こういう物語を、ごさんの様に学生の頃に
      出逢っているのは凄く素晴らしいと思います。

      映像化もされていると教えていただき
      ありがとうございます♪
      今度観てみようと思います!
      楽しみです。^_^
      2025/07/17
    • ソウタロウさん
      まめたさんこんにちは!
      いつも良いねしてくれてありがとうございます!
      この本とてもいいですよね!僕もお気に入りです!
      まめたさんこんにちは!
      いつも良いねしてくれてありがとうございます!
      この本とてもいいですよね!僕もお気に入りです!
      2025/09/26
    • まめたカチカチパスタさん
      ソウタロウさん こちらこそフォローや
      イイね ありがとうございます。
      コメントも凄く嬉しいです♪

      かがみの孤城は素晴らしい物語ですよね!
      ...
      ソウタロウさん こちらこそフォローや
      イイね ありがとうございます。
      コメントも凄く嬉しいです♪

      かがみの孤城は素晴らしい物語ですよね!

      辻村深月さんの作品はどれも
      強く印象に残るものばかりで
      何時も素敵な時間をいただいています。^_^
      2025/09/26
  • 人間の生態ってすごくてさ。
    この作品に出会って、読んで、心からぶわっと、何かがあふれ出す、その瞬間を楽しみにしていた。
    やっと読めた。
    特に中盤以降、物語の展開とかがみの孤城の彼らへの思いが止まらなくなってしまって。
    通勤電車の中で、寝る前のベッドの中で、浮き上がってくる鳥肌を抑えることが出来ずに夢中になって読んでいた。
    それなのに。
    人間て、眠くなるのね。
    おかげで思っていたより、読了まで時間がかかってしまいました。
    疲れたら「疲れた」って、身体はサインを出してくれる。
    そう、それは、かがみの孤城の彼らも同じこと。彼らもきっと、サインを出していた。大人は、彼らの発する、そのサインに気付き、一緒に向き合ってあげないといけない。

    辻村さんの作品は、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」や「朝が来る」などの社会派よりの作品しか読んだことがなくて、彼女が得意とするSFやファンタジーの作品は、今まで触れてきたことがなかった。この作品は、学校に行けなくなってしまった主人公の女の子が、不思議な体験を通して現実とどう向き合っていくか、ということを描いた作品なのだけれど、その「不思議な体験」の中にSFやファンタジーといった要素が含まれていて、さらに「不登校」という現在の社会的な課題(という言い方がふさわしいかどうかはわからないけれど)に注目しているという点で、辻村作品の神髄ともいえるような作品なのかなと、そんな風に感じました。

    少しばかり自分の話をすると。
    以前、子どもの虐待対応の仕事をしていて、その時に学校へ行けなかった子ってたくさんいた。そこには少なからず虐待が関係していて、でも虐待が解決してじゃあその子がすぐ学校(もしくはそれに代替する場所)に行けるかと言われると、そんな簡単じゃない。そこで、学校と連携して、その子が学校へ行けるような支援を開始する。でも、虐待対応を本職としていると、それがなくなった時点で、その子とはもう関われなくなってしまう。一生懸命関係を築いても、学校へ引き継いで、わたしは新たな虐待対応をする。これは結構きつかった。関係を築いていく中で、学校へ行けなくても、「naonaonao16gとの面談は続けたい」、そんな風に言ってくれる子を、わたしは放っておけなかった。だから、転職した。虐待、とまでいかなくても、学校へ行けない、でもSOSは出している、そういう子を”継続的に”サポートするために。

    今、わたしがしている仕事はざっくり言うと「不登校支援」というようなもので、全日制の高校とは違う選択をした子たちと関わっている。わたしは別に、学校は行っても行かなくてもいいと思っているけれど、彼らの居場所となるところがあればいいな、と思っている。勉強も絶対にしないといけないわけじゃないと思っているけれど、勉強はやれば力になるし、「できない」を「できる」にする、「できた」という自信をつけられるものだから、自信をつける一つの道具としてはとても有力なものだと思っている。その点で、学校の可能性ってまだまだあると思っている。
    前職と、わたし自身が学校が大嫌いだったせいか、新しい子が入学してくるたびに、「この子に何があったんだろう」と思ってしまう。「何かがあったから学校へ行けない」と思ってしまう自分がいる。だけど、そうじゃない。選択の幅を広げたい子だっているし、海外の生活が長かった子もいるし、単純に「普通の高校が合わない」という子だっている。
    わたしも、みんなが普通にしている「会社員」が合わなさすぎて、早くフリーランスとして自立したいものだと思っている。でもすぐにはできなくて、ずるがしこく、会社のいいとこだけつまみ食いして生きている。大人になれば、そういう選択肢を自分でとれる。でも、子どもの世界ってそうじゃない。「学校にいけない」ただそれだけで、世界からつまみ出されてしまったような感覚に陥る。ダメ人間の烙印を押されたような。でもそうじゃない。本当にそうじゃない。話を聴いて、「大丈夫」「一緒に考えよう」と伝える大人が近くにいるだけで、生きていけると思うんだ。うまくいかなくなったら戻れる居場所があること、相談できる大人がいること、たったそれだけ。それなのに、それって本当に、本っっっ当に大変なことなんだよな。だから、今目の前にいる、今関わっている子たちには、「困ったらいつでも戻ってきていいよ」「一緒に考えよう」と、伝えたい。
    でも同時に。全員が何かに困っているわけじゃない。わたしの場合、それもひとつ、肝に銘じておかないと。

    この作品では中学生が主人公で、その子が学校へ行けない、という視点から「生きづらさ」を描いている。でも、高校やその後の進路で、不登校とは別の形で「生きづらさ」って出てくることもあると思う。この作品全体の思いと、ちりばめられた言葉の数々を思うと、そんな時にも、助けになってくれる作品だと思います。大人も子どもも読みやすい筆致で描かれているので、主人公と同じ中学生のみならず、小学生だって読めると思う。さすが、本屋大賞受賞作品!!

    生きている人みんなが、少しでも幸福な気持ちになれますように。

    • もみのきさん
      私も一気に読み進めました。

      学校は学ぶところですが、感覚的には人間関係が大きいですよね。本当に話してみたい子とはなかなか話せなかったですし...
      私も一気に読み進めました。

      学校は学ぶところですが、感覚的には人間関係が大きいですよね。本当に話してみたい子とはなかなか話せなかったですし、グループというのがあんまり好きではなかったです。

      辛さのわかるきたじま先生のような接し方までを学校の先生に求めるのは酷なのかな。。
      2020/09/29
    • naonaonao16gさん
      もみのきさん

      こんにちは^^
      コメントありがとうございます!

      わたしも、学校での思い出といえば行事や学習ではなく、人間関係の...
      もみのきさん

      こんにちは^^
      コメントありがとうございます!

      わたしも、学校での思い出といえば行事や学習ではなく、人間関係の苦いものの方が多いです…
      グループ、わたしもあれは本当に嫌でした。時折あった「好きな人同士」みたいな区分け、死ぬほど嫌でしたね。取り残されるタイプだったので。

      決して悪い先生ばかりではないんですけどね…多忙を極めて余裕がないんだろうなと、そんな風に捉えています。
      そもそも一人で多くの生徒を担当する、というのがもう、社会と合っていないのかもしれないですよね。
      2020/10/01
    • まみたんさん
      naonaonao16gさん  こんばんは

      素敵な感想読ませていただきました。
      鏡の弧城の感想を見ていたら、naonaonao16gさんが...
      naonaonao16gさん  こんばんは

      素敵な感想読ませていただきました。
      鏡の弧城の感想を見ていたら、naonaonao16gさんがでてきました。 いいねが沢山ついていたのでどの様な内容なんだろうと思い、拝見させていただきました。素晴らしいお仕事をされていますね。naonaonao16gさんはイジメの事についてとても真剣に考えていらっしゃるので、凄いなと思いました。
      中学生といえど、成長している時期ですので、友達関係が酷くなってきたり、グループから仲間外れにしたりそれが、イジメに発展する可能性があるんじゃないかと思います。
      最後に、naonannao16gさん
      今のお仕事頑張って下さい。
      2024/04/05
  • 絶対おもしろいよねと、

    だからこそ数年積読に
    してしまった本作を、

    意を決してついに手に
    取りました。

    私は普通の子とは違う
    という感覚──

    それは誰しも子供の頃
    に抱くものだけど、

    多くの人が大人になる
    と気づきますよね。

    あ、勘違いだったって、

    私も凡庸なごく普通の
    人だったって・・・

    でもあながち間違って
    たわけじゃない。

    まわりの友達にとって、

    それから両親にとって、

    少なくとも自分自身に
    とって、やっぱり特別
    な存在だったよって。

    それは皆同じに見える
    絵のなかから、

    ウォーリーならぬ私を
    見つけだした感覚。

    あーなんだ居たんだね
    ずっとここに・・・

    まるで長い旅の果てに
    辿り着いた静かな湖の
    ほとりで、

    自分の姿が水面に映る
    瞬間のような、

    探し求めていた答えが
    実はずっと自分のなか
    にあったことに気づく、

    私にとってそんなお話
    でした。

    エピローグでもうボロ
    ボロに泣かされて・・・

    思春期のココロ模様を
    色鮮やかに描くことに
    関して、

    著者に適う方はいない
    んじゃないでしょうか。

    その才に心から敬意と
    感謝を捧げます。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      この作品、オイラも読了しました!
      ココに出会う前だけどね。
      「いいね」ありがとうございます。

      この作品、オイラも読了しました!
      ココに出会う前だけどね。
      2025/06/23
  • 本屋で見かけても素通り、存在は知ってるけど素通り。そして古本屋でお安く見掛けたから のみの理由で手に取り、面白くなかったら友人に明け渡そう。とパラパラ〜と読み始める。気付けばあっという間に読み終えていた。「空き時間」なんてものは作ろうと思えばこんなにもある物なんだ。
    500ページ越えのコチラの作品を休日を挟まず1.5日で読み終え、子供の様に夢中になっていた。

    登場実物達の年齢やオオカミ少女や鏡の奥のお城の世界というファンシーな雰囲気、消してホラーではない優しいオカルトな要素は、まるで子供向けの書物かと思ってしまう設定と構築だ。
    しかし、凝ったミステリの仕掛けは勿論の事、これは紛れもない「大人の為の児童書」だった。変な意味ではない。

    当たり前の事だが、自分の周りの人間は文字通り他の人といった意味合いで他人だ。人生という物語の主人公は自分だろう。そして、自分がそうであるように他の人だってそうだ。
    マサムネくんを借りよう、ゲームで例えるなら「自分が主人公のRPGなのに他のデータも同じフィールドに入って各々ストーリーを進めている状態」なのだと思う。これを 邪魔者や侵略者と感じるか、それとも人のストーリーを理解し、受け止め、共存して自身のストーリーをより良いものにしていくのか。

    私は後者でありたいなぁ、喜多嶋先生の様に。

    月並みな言葉ですが、こちらの作品に出逢った事によって心が温まり、優しい気持ちになりました。幸せです。

  • 名作★5 悩める中学生達が、手を取り合って明るい未来を目指すファンタジーミステリー #かがみの孤城

    ■あらすじ
    中学生である主人公こころは、学校の友人関係が原因で不登校に陥っていた。自宅に引きこもっていたある日、自室の大きな鏡から、光が放たれているのに気がつく。不思議に思い手を差し伸べてみると、そこには幻想的な世界が広がっており…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    面白い★5
    超有名作なんですが実は積読してたんですよね。2022年12月23日から映画も公開されますし、年内に読んじゃおうと手に取った次第。

    とにかくバランスが抜群で、ファンタジー小説として完成してます。できあがり商品。

    構成、登場人物、世界観、扱うテーマ、心情描写、読みやすい文章、エンタメ具合、ミステリー要素などなど、もう全部完璧です。何も言うことがなく、未読で時間があるなら何も考えずに読もうよ、という作品。
    特に中学生くらいであれば全然よめる文章なので、ぜひお子様にも楽しんで欲しいですね。

    本作、登場人物が親近感があるキャラクターばかりで大好き。
    私の中学生時代を思い出してみても、こんな奴いたかもな~と思い出しちゃう。

    最も愛着があるのは、主人公こころ。
    辛辣なシーンと不安描写を重ねて表現するのがお上手で、思春期の不安定な感情をよく描けてます。当事者じゃないと分からない「伝えたいけど言えない苦しみ」が、読み手の胸につき刺さってきました。

    そして一番素敵なのは、やっぱり友人たちとの絆。
    手を取り合って課題を解決していく姿、友人を助けるために団結する姿は、中学生を息子にもつ私にとっては号泣ですよ。はうう…

    また本作は、舞台設定がめっちゃ綺麗なんです。
    タイトルとおり「かがみの孤城」があまりにも素敵すぎて、もう住みたい!2年くらい住みたい!

    私なら部屋にこもって本読んで、気が向いたら友達とお菓子を食べながら他愛もない話に花を咲かせたいですね~ あ、ゲームもいいな。何も考えず、友達とキャッキャ騒いでたいです。

    しかしそんな自由な「かがみの孤城」ですが、どこか無機質、そして怖い設定… 読ませる仕掛けがプロの技でした。

    そしてお得意のミステリー要素も効いていて、メイントリックから細かなところまで、伏線と仕掛けでいっぱいです。それほど深い謎ではなく概ね予想はつくのですが、綺麗に物語全体を包んでいて、こちらもバッチシ完璧ですね。

    総じて誰しも楽しく読める、おすすめできるファンタジーミステリーでした。

    ■わたしの推しポイント
    神楽坂に私がお気に入りにしているBarがあります。裏路地にひっそりと佇んでいて、正直お客さんも多くなく落ち着ける隠れ家的なお店です。

    気のいいバーテンダーのお兄さんや、なんとなく顔見知りのお客さん、まったく初見のお客さんたちととりとめもない会話をしながら、素敵なほろ酔い時間を過ごしています。

    いつもくだらない話ばかりですが、そこは会社の同僚、友人、家族には相談できないようなマジ悩みも吐露できる場所なんです。解決はしなくとも、深い関係性がないからこそ気兼ねなく、どんなしんどい相談でもできるんですよね。

    そこはまさに私にとっての「かがみの孤城」

    誰しも、どの世代も、君もあなたも現実は課題がいっぱいで「毎日、闘っている」。でも自分にとって幻想的な優しい空気に包まれた逃げ場所があると、明日からも頑張ろうと、きっかけと勇気をもらえるんですよね。

    もし人生に行き詰ってしまっている人がいたら、自分にとっての「かがみの孤城」を見つけると、ふっと気分が楽になるでしょう。

    • aoi-soraさん
      あきさん、おはようございます^⁠_⁠^

      毎日のようにこの映画の番宣を目にしますね
      私もずっーと読みたいと思いながら未読の本です
      あきさんの...
      あきさん、おはようございます^⁠_⁠^

      毎日のようにこの映画の番宣を目にしますね
      私もずっーと読みたいと思いながら未読の本です
      あきさんの感想が良すぎて、「読みたい」から「読まねば」に変わりましたよ!

      神楽坂のお店の話、素敵です
      大切な場所と時間ですね(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠
      2022/12/23
    • mochimochiさん
      akiさん、こんにちは〜
      コメントでははじめましてです!

      私もこの本は以前読んで号泣した経験ありです。うちはまだ小学校高学年ですが、これぐ...
      akiさん、こんにちは〜
      コメントでははじめましてです!

      私もこの本は以前読んで号泣した経験ありです。うちはまだ小学校高学年ですが、これぐらいの年齢の子供がいたら刺さりまくりますよね〜

      「できあがり商品」になんか笑っちゃいました。たしかにこの作品はもう何ひとつ手を加える必要ないない!
      2022/12/23
    • autumn522akiさん
      そらさん、コメントありがとう!

      心あたたまる素敵な本ですよ、ぜひお時間見つけて読んでみてください。

      神楽坂のお店の話、いい大人に...
      そらさん、コメントありがとう!

      心あたたまる素敵な本ですよ、ぜひお時間見つけて読んでみてください。

      神楽坂のお店の話、いい大人になると表立った場面で泣き言は言えないので、自分の逃げ場所、心を安定させるところが欲しくなるんすよね~

      もちもちさん
      はじめまして、コメントありがとう~
      ほんと、完全体の物語ですね。整いぶりがスゴイ。

      私もかなりウルウルきました、最後のほうなんてマジ泣きですよ。
      うちの息子に進めてみましたが、ふーんって感じでyoutubeのゲーム動画見てました…
      2022/12/23
  • 2018年、本屋大賞受賞作

    何年か前からファンタジー色が強そうで自分には会わないか?と思い読まないでいた本。
    しかし自分の中で「本屋大賞受賞作品=話題作品」なのでやっぱり読んでみた。

    中学生の不登校の子達の物語。
    予想通りファンタジー感満載。しかし鏡の中の城内での会話がストーリー進行の為、世界観が強すぎず入り込み易く分かりやすい。しっかりと馴染めた。

    この作品に名作感を感じるのはやはり年代の時代のギャップを感じさせつつも、やはりどの時代も中学生は中学生だなと思わせるところ。
    どの時代でも幼さと弱さが残る、子供から大人になる手前の思春期は変わらない。
    しっかりとした感情と思考が芽生え出して、失敗を繰り返す時期。そうして大人になる準備をしていく時期。不登校の中でもこの鏡の中で各々成長を手に入れていた。
    アフターストーリーも垣間見れて凄くしっかりしたビジョンで想像する事ができる。

    ストーリーも面白く、設定も面白かった。これは流石受賞作だと感じた。

  • ◇◆━━━━━━━━━━━━
    1.感想 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    面白かったです。うん、評価高いのわかります。

    もっとファンタジーな感じかと思っていたら、いじめ、不登校の問題がクローズアップされているお話しでした。ここでも、虐待問題とかでてきて、ほんと、多いんだろうな〜と、嫌になります。

    読んでいて、「弱いな〜」というのが正直な感想でした。最近読んだお話の中では、最弱キャラの主人公だと思っていましたが、なかなかに、後半の展開がすごい。前半の気持ちが大きく揺らぐような感じでした。

    ある程度の予測できる話でしたが、その辺もあえてわかるような流れにしていることが伝わってきて、完成度高いな〜と感じました。

    後半は、ほんと、一気に吸い込まれていきますね。すごい作品でした。

    人は誰しもが弱い部分を持っていて、「あなたもそんな弱い人間と変わらないよ」と、感じさせられる作品でした。そんな私たちでも大きく変わっていくことができると、希望をもらえる作品でした。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    2.あらすじ 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    不登校の中学生6人と、ハワイに住む1人の中学生が、鏡を通して城に集められます。その謎に満ちた城の生活と、いじめに悩み学校に通えない生活が進む1年間の物語。
    前半は、こころの弱い部分が続きますが、3分の2を過ぎたぐらいから、物語が大きく展開していきます。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    3.主な登場人物 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    安西こころ 中1、女
    井上晶子 アキ、中3、女
    水森理音 リオン、中1、男、イケメン
    長谷川風歌 フウカ、中2、女、眼鏡、高い声優声
    政宗青澄 マサムネ、中2、男、ゲーム好き、眼鏡
    長久昴 スバル、中3、男、ロン似、不思議な空気感
    嬉野はるか ウレシノ、中1、男、小太り

    オオカミ
    水森実生
    喜多島

  • 『かがみの孤城』
    娘からも友人からも「辻村深月さんの本は絶対いいよ〜。」と太鼓判を押されていた。
    「よし!554ページ読んでみよう』と重い腰をあげてみたが、内容は重くてもミステリアスでファンタジックな設定のせいか心は弾んでいく。特に300ページを越えてからは一気だった。

    最後の1ページは『幸せの黄色いハンカチ』が見えた瞬間のような熱い感動。

    繊細な中学生。それぞれが何かを抱えて生きている。ちょっとしたきっかけで学校にいけなくなる。
    親も教師も気づかないところで子ども達は傷ついている。私も子どもが深く悩んでいたことに気づくことが出来なかった。それだけに切なく苦しい。

    主人公のこころ達にとって城が安心できる居場所になっていく。学校や家で味わえない安堵感。
    途中で謎が少しずつ解けていく。
    担任の表面的な強い者の論理が彼女を苦しめる。
    でも救いがある。喜多嶋先生だ。
    信頼できる大人。自分をそのまま受け止めて、周りと闘ってくれる大人。そんな大人の存在が彼女を変えていく。

    今からでも喜多嶋先生のような心で人を受け止められるだろうか。

    • まいけるさん
      ありがとうございます!
      私も娘の影響で辻村深月さん、読むようになりました。
      読みやすく深いですね。
      これからよろしくお願いします。
      ありがとうございます!
      私も娘の影響で辻村深月さん、読むようになりました。
      読みやすく深いですね。
      これからよろしくお願いします。
      2024/04/24
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      この作品は良いですよね〜
      怒涛の伏線回収
      最後はホッコリ
      大好きなので去年映画を観に行きましたが、私は小説の方が良かったです
      この作品は良いですよね〜
      怒涛の伏線回収
      最後はホッコリ
      大好きなので去年映画を観に行きましたが、私は小説の方が良かったです
      2024/04/24
    • まいけるさん
      辻村深月さんの感性は瑞々しくて、ずっと青春時代って感じですよね。
      私も青春時代に戻った錯覚に陥ります!
      コメントありがとうございます。
      辻村深月さんの感性は瑞々しくて、ずっと青春時代って感じですよね。
      私も青春時代に戻った錯覚に陥ります!
      コメントありがとうございます。
      2024/04/24
  • とにかくファンタジーとしてもミステリーとしても完成度が高かった。とても読みやすく一気読みできる。心地よい文章はさすがの一言。
    主人公の(こころ)は友人とのトラブルから不登校になる。ひょんなことから鏡の世界へと誘われる。
    ここまでに描かれる思春期の心の揺れが秀逸。すっかり忘れていた中学生の自分に出会えた。みんなと同じでないといけないという同調圧力、仲間から外されないよう浮かないようにするなど独特の空気感の再現がすごい。よくこんなこと覚えているなと思った。過ぎてみれば中学生活は素晴らしいものだったかもしれない。しかし一番悩み多き日々でもあったことを思い出した。
    公立の学校では、いろいろな性格や学力レベルの人間が集まっていてそれらが喧嘩したり力を合わせたりする空間がダイナミックだ。高校、大学では学力にそって入学者が輪切りにされているから、中学校という特別な場所は異様に存在感がある。
    (こころ)はそんな中で相性の悪い友人に悩まされる。「どこにいってもあんなやつはいる。」と諦めぎみに放つ言葉があるのだが、それは誰しもが経験することだろうと思う。一生を送る上での基礎をここで学んでいたとしか思えない。中学時代の心はいつも不安定だ。
    鏡の世界では(こころ)は6人の仲間と出会う。誰もがなにか抱えているがとてもいい子たちだ。誰がいつ登場しても混乱なく読める。それだけ個々のキャラクターが確立されている。それぞれの抱えているものが明らかになるなかでダイナミックに物語が展開していく。最後には全てが繋がる。それは素敵な時間を私に与えてくれた。

    この本を読んでいるとき、いつかの自分に、今ならなんて言うか考えていた。今ならきっと「世の中の大抵のことはなんとかなるんだよ。大丈夫だよ。」「当たり前のことを当たり前にしていたら自然と友だちはできるんだよ。無理やりがんばらなくてもいいよ。」って言うかもしれない。今度は自分がそんな声かけをしていけたらいいなと思う。ファンタジー物語だけれど、常に自分に置き換えられるリアリティーがあった。
    最後の読後感のよさは言葉にならない。いい作品に触れるってこんなことなのだと改めて思う。

    • マメムさん
      ちゃたさん、お返事ありがとうございます。
      はい、子ども時代を思い出して泣けます。「きのうのオレンジ」の感想も楽しみに待ってます^_^
      ちゃたさん、お返事ありがとうございます。
      はい、子ども時代を思い出して泣けます。「きのうのオレンジ」の感想も楽しみに待ってます^_^
      2024/02/15
    • どんぐりさん
      私もこの作品大好きです!

      過去の自分や、自分の子供に
      こうやって言ってあげようって
      考えさせられる話しが多くて
      辻村さんの作品は好きです。...
      私もこの作品大好きです!

      過去の自分や、自分の子供に
      こうやって言ってあげようって
      考えさせられる話しが多くて
      辻村さんの作品は好きです。

      久々に読み返したくなりました(^^)
      2024/02/16
    • ちゃたさん
      どんぐりさん、コメントありがとうございます。
      思春期って知らないことがまだまだ多いから絶望感を味わいやすいと思います。でも大丈夫だよ。無理し...
      どんぐりさん、コメントありがとうございます。
      思春期って知らないことがまだまだ多いから絶望感を味わいやすいと思います。でも大丈夫だよ。無理しなくてもいいんだよって娘が迷った時には伝えたいと思います。
      辻村さんの作品、まだまだ魅力的なものがあるんですね。読んでみたいと思います(^o^)
      2024/02/16
  • 2月に金曜ロードショーで放送していたということもあって、本作を再読しようと思い再び手に取りました。1週目では感じ取れなかった伏線の多さに驚くとともに、人物それぞれの関係性にグッときました。やはり、本作は名作だなと。

    本作の主人公は、学校に通えていない中学生の安西こころ。彼女はひょんなことから、クラスの中心人物たちに目をつけられ、学校に通えず、家で毎日を過ごしていた。そんな時、部屋にあった鏡が虹色に光り、手を伸ばすと、全く別の空間へと繋がっていた。そこで、使いの「オオカミさま」から命じられたのは願いの鍵を探すこと。その鍵を見つけることができれば願いが叶うというが、果たしてどうなるかというお話…

    前回のレビューでも書いたと思うのですが、個人的に本作が素晴らしいなと思うことが2つあります。1つ目は、ミステリーとしての精巧さです。鍵がどこにあるのか、なぜその鍵探しに7人が選ばれたのかが基本的なミステリーの軸としてあるのですが、それを探るうちに謎が深まっていくとともに、全てがうまく絡み合っているのがやはり素晴らしいですし、本当に物語の序盤でもヒントが描かれていて、伏線の張り方もすごく上手いです!

    2つ目はなんといっても本作のメッセージ性ですね。辻村さんの作品の中で高校生は多く登場しますが、本作では学校に馴染めない子たちに焦点を当てているところが良いですね。その子たち同士が仲間として助け合ったり、喧嘩したりすることで絆を育む姿が印象的であるとともに、周りの大人たちも手を差し伸べてくれる温かさがあって、人間は助け合えるということがすごく伝わってきて非常に感動しました。

    物語の読みやすさ、ストーリー性、そしてミステリーとしての面白さがあり万人受けする本作は間違いなく僕のオススメ本の10冊の中に入る1冊なのかなと思います。

  • 誰も不幸にならない、明るい終わり方のストーリーが素敵でした。どちらかというと子供向け?アニメ向け?と思って読んでいると、そうではなくて魅力的な世界観にただただ引き込まれてあっという間に読み切りました。

    先に読んでいた「傲慢と善良」のような暗い、内面を描く事が中心とは違い、かがみの先のお城の日々は年頃の少年少女の葛藤や悩みがあり、大人である自分でさえ今を思い改めるきっかけになるものでした。

    喜多嶋先生の下の名前が不自然に隠され、アキとの共通点を匂わせる表現に同一人物?年代が違う事は何となく想像していたけど、他の細かい伏線が後半に次々と明らかになっていきスッキリした。見事でした。

    ″オオカミさま″はぶっきらぼうな物言いや冷たさを感じる場面があっても、温かさや優しさがあるのも正体を聞いて納得です。

    「闘わなくても、いいよ」の言葉、周りを頼り相談する事は少し前まで休職していた自分の心にとても響きました。また、その間通ってたリハビリ(リワーク)の環境とかがみの孤城と少し重なり、仲間と外の世界(病院以外の場所)でまた会えたらいいなと思いました。

    • アンシロさん
      a_miさん、コメント嬉しいです。ありがとうございます。

      a_miさんはブクログで感想を書かれているものだけでも450件!!読まれている物...
      a_miさん、コメント嬉しいです。ありがとうございます。

      a_miさんはブクログで感想を書かれているものだけでも450件!!読まれている物はきっとその何倍も…と思うとすごいなと尊敬します。

      私も読書を始めて半年ですが充実感があって楽しみになっていて、自分の良い変化感じています(*^^*)好きな自分になれているって素敵ですね☆

      こちらこそどうぞよろしくお願いします。
      2023/11/16
    • きたごやたろうさん
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      辻村さんの作品は大好きで、ほとんど読ん...
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      辻村さんの作品は大好きで、ほとんど読んでいます。
      ただ「ブクログ」を初めてから積読状態…。
      皆様の本棚に魅力的な本が多すぎます笑!
      2024/12/05
    • アンシロさん
      きたごやたろうさん、コメントありがとうございます。嬉しいです(^^)
      私はまだいくつかの作品しか読んでいないので、また辻村深月さんの心地良い...
      きたごやたろうさん、コメントありがとうございます。嬉しいです(^^)
      私はまだいくつかの作品しか読んでいないので、また辻村深月さんの心地良い作品に触れてみたいなと思います。
      『かがみの孤城』と『島はぼくらと』はお気に入りです。(^^)
      2024/12/07
  • リアルな現実とファンタジー、この線引き感があまりに絶妙だと思いました。

    不登校という言葉を聞くと、私には中学時代のことが思い出されます。クラスの中で一人1学期の途中から急に来なくなった彼がいました。いじめがあったような認識もなく担任も周囲もただただ疑問でした。小学校時代一緒に遊んだことも多かったこと、そして、クラス委員だった私はその責任感から毎朝彼の家に立ち寄って一緒に行こうと呼びかけるのが日課になりました。でも彼は顔を見せることもなく...。そんな日が続くなかで、彼のお母さんに家の中に入れてもらえるよう頼んで彼の部屋に行き、強引にひっぱって部屋から出そうとしました。行きたくないと泣き叫ぶ彼、強引に連れて行こうとする私、いたたまれなくなった彼の母親が涙してやめてくれと叫んで頭が真っ白になったのを覚えています。今思えばクラス委員としての正義感というより、先生でもどうすることもできずにいる彼を学校に出てこさせることで自身が満足しようとした偽善行為だったのかも、今も時々そのことに苛まれることがあります。今作の伊田先生という人が実際にどうだったのかは分かりませんが、こころから見た伊田先生と同じように見えた行為を当時の私は行っていたのかもしれません。クラス委員としての仕事をしているだけ。仕事で成果を出して褒められたいと思う自分。そのためだけに。

    中学時代はとても不安定です。何をするにも周囲のことがとても気になる時代、グループ、派閥のようなものができはじめるのは、人間社会の性かもしれませんが、そんな壁が築かれ出すのがこの年齢。そのことの是非も分からないし、成長の度合いによってそんなことについていけない人がでてもおかしくならない年齢。壁の外に置いてけぼりになるのがとても怖くて自身が考える価値観よりも壁の内側に入ることを優先して考えてしまう。壁がしっかりしたものか確かめるためにわざわざ外の人を作ってしまう。無理に理由を作って閉じこもってしまう。この作品でも学校を休みはじめて壁の内と外の概念の外にでてしまったこころの代わりに東条さんが壁の外に押しやられてしまいます。壁の強固さを確認しあう犠牲として。一方で自分から勝手に壁を作って中に閉じこもってしまう人も出てきます。

    ガラスの中の世界も決して波一つない穏やかな海ではないところが、現実感を感じさせます。壁の外に押しやられたものが集まっても、やはりそこは人間世界。お互いの感情の探り合い、仲良くなっても自身が発する言葉にいつもビクビクして、発した言葉にいつまでも後悔を引きずってしまう。穏やかな日々になったと思ってもなりきれない世界。それが現実だから。

    辻村さんの作品を読むのは初めてでしたが、こんなに感情を揺さぶられるのかと途中で怖くなる瞬間がたびたび訪れました。前半部分のこころの不登校に関して、リアルなあまりにリアルな表現の数々はとても辛かったです。また、特に最後の場面で彼らの境遇の全体像が見えると、私の想像力を超えるくらいあまりに幅広い、しかも現実感のある不登校に至った状況が見えてくると、それぞれの境遇に胸が締め付けられ、途中で読むのを中断する場面も多々ありました。自身の過去と照らし合わせ、共感する部分がある一方で、そんな見方があったのかと考え込む場面も多々ありました。

    実は前記した彼は私の気持ちが通じたのか、再び学校に来るようになりました。物凄い勇気を出したんだなとこの作品を読んで改めて思いました。そして、また休み出したりしないように彼を見守る日々を送りました。しかし、そうは単純ではありませんでした。突如またブツッと彼は来なくなってしまいました。ある件でもめ事が起こった翌日から。そして、その時私は彼と反対側に立ってしまいました。彼を否定する側に。結果、彼が再び来なくなっても私が彼を迎えに行くことはできなくなり、結局彼は二度と学校に来ることなく卒業、その後会うこともなく今日に至っています。不登校という字を見るだけでいつまで経っても思い出すとても苦い記憶です。

    本当に色んな要素がたくさん詰まった作品でした。最後の最後まで丁寧に幕引きをしようとする作りにも心ひかれましたが、特にプロローグとエピローグの余韻はとびぬけていて、この箇所だけすぐに読み返してしまいました。

    大人社会は大人社会で辛いものです。派閥という壁に囲まれた会社組織の中で如何に生き抜くかを考えていく中で、相手を出し抜こうとする人、いろんな人が出てきます。逃げ出したくなることも度々。しかし、あの時代、あの中学時代に戻りたいか、もしくは生まれ変わって今の中学生になるかと言われると怖いです。自信がないです。びくびくおどおどしていた時代、過去の自分は生き抜いたけど、もう一度となると自信はない。何が原因で崩れ落ちるかわからないから。何だか読んでいる時、そして読み終わってからも色んなことが頭の中をぐるぐるとまわって、なかなか寝付けない自分がいます。

    久しぶりに心の深いところが動いたのを感じた作品でした。

    • 村上マシュマロさん
      さてさてさん。
      さてさてさんにこのように思って頂き、私の方こそ光栄に思います。どうもありがとうございます。
      引き続きスローですが、読書を続け...
      さてさてさん。
      さてさてさんにこのように思って頂き、私の方こそ光栄に思います。どうもありがとうございます。
      引き続きスローですが、読書を続けていき、少しでも沢山の書籍と出逢いたいです。
      2024/11/16
    • さてさてさん
      村上マシュマロさん、
      こちらこそありがとうございます。
      読書のスピードは人それぞれだと思います。私はレビューの投稿日を決めている関係で必...
      村上マシュマロさん、
      こちらこそありがとうございます。
      読書のスピードは人それぞれだと思います。私はレビューの投稿日を決めている関係で必然的に読書のペースが決まってしまっていますが人それぞれです。
      今後ともよろしくお願いします。
      2024/11/16
    • 村上マシュマロさん
      さてさてさん。
      温かいお心遣いのお言葉をありがとうございます。
      こちらこそ今後ともよろしくお願い申し上げます。
      さてさてさん。
      温かいお心遣いのお言葉をありがとうございます。
      こちらこそ今後ともよろしくお願い申し上げます。
      2024/11/16
  • 漫画化、本屋大賞受賞、映画化、ブクログでの高評価、
    ずっと気になっていたのに、
    ファンタジーはあまり好みではないからと、言い訳しながら敬遠してた。

    でも、読み始めたら止まらず一気読み、分厚い本なのに。
    どうして辻村さんは、いじめられてる子の気持ちが、こんなにわかるのだろう。
    心理描写が的確過ぎて感動。
    ゆっくり時間ができた時に読めたのも、よかったな。

    続けて、映画も配信で観た。
    映画もよかったけど、どうしても緻密な心理描写は、本には適わないかな。

  • 主人公こころをはじめとする子供たちが、鏡の中の冒険を通して、心を閉ざした子供たちが互いに触れ合い成長していく姿には心打たれました。

    はたからみれば些細なトラブルに思えることでも、渦中にいる本人にとっては、特に繊細で多感な子供にとっては、この世の終わりに感じられるようなことってあるよなぁ…と丁寧な心理描写から本当に存在する子供たちの気持ちに触れられたような気すらしました。

    最初はダークファンタジー×ミステリーの不気味な印象で、物語の構造を理解するのに苦労しましたが、登場する子供たちもそれぞれキャラが立っていて覚えやすく、伏線が回収されていく後半にかけてはページを捲る手が止まらず、長編小説であることを忘れてしまうくらい一気に読み切ってしまいました。本の厚みに手を伸ばすことを躊躇う人もいるかと思いますが、間違いなくおすすめの一冊です!

  • すごく、すごく良かった。
    今まで読んだ辻村深月さんの作品の中で、一番好きです。

    こころ、アキ、フウカ、リオン、ウレシノ、マサムネ、スバル、
    そしてオオカミさま…
    みんな、みんな愛おしくてたまらない。

    この物語の主人公たちは中学生。
    教室という小さな箱の中…
    ひとりひとりはそうでもない。
    ところが、グループになると言葉が通じない。
    でも、たとえ大人になっても、いつの時代に生きていたとしてもそれは同じ。
    どこに行っても、いいことばかりが待っているわけではない。

    だけど今、自分が置かれているその場所だけが居場所ではなく、
    それも長い人生の中の、たった一年なんだということ…
    過ぎてしまえばわかることも、この時にはまだわからない。

    闘わなくてもいいんだよ。それは逃げではないんだから。
    そしてそれが容易くないことも、彼らはすでにわかっている。
    ”たかが学校”
    そう思うことで、それを心のよりどころにして頑張っていけるのかもしれない。

    もう十分頑張っている人に、軽々しく頑張ってと言ってはいけないらしい。
    でもね、やっぱり言いたい。
    自分をわかってくれるひとは、必ずどこかにいる。
    言葉の通じるひとはいる。
    だから頑張れ!
    記憶は消えても、それぞれの場所で、みんな頑張っているよ。
    きっとまた会えるよ!


    最後に明らかになる、かがみの部屋の謎…
    エラそうなオオカミさまが、どこかさみしそうで、ずっと気になっていた。
    ひとりぼっちになってしまうのかな?
    オオカミさまの正体が、そうだったらいいなと思っていた。
    願い、かなったね…良かった。本当に。

    読み終えた今、
    鏡の向こうから、ひょっこり顔を出している表紙のオオカミさまが、
    私にはにっこり笑っているように見える。

    • ありんこゆういちさん
      初めまして、うさこさんのレビューでこの本読みたいと思いました。読んでみたら大きな感動を得ることが出来ました。まだ子供だった頃どうしても人と馴...
      初めまして、うさこさんのレビューでこの本読みたいと思いました。読んでみたら大きな感動を得ることが出来ました。まだ子供だった頃どうしても人と馴染めなかった自分を抱きしめてやりたいような気持になりました。ありがとうございました。
      2018/04/15
    • ひとしさん
      こんばんは!杜のうさこさん!
      本当にいつも感心してしまうレビュー。そして好みがかなり近くて、これからも近くにいたいと思うのでフォローさせて...
      こんばんは!杜のうさこさん!
      本当にいつも感心してしまうレビュー。そして好みがかなり近くて、これからも近くにいたいと思うのでフォローさせてください!
      2018/06/06
    • 杜のうさこさん
      ひとしさん、こんばんは~♪

      フォロー、ありがとうございました!
      私の感情の抑えがきかないレビュー(笑)に、温かいお言葉をありがとうご...
      ひとしさん、こんばんは~♪

      フォロー、ありがとうございました!
      私の感情の抑えがきかないレビュー(笑)に、温かいお言葉をありがとうございます!
      木に登ってしまいます(#^^#)

      私も先日、初めましての時に本棚を拝見した時に、好みが似ていて嬉しくなりました♪

      これからもよろしくお願いいたします!
      2018/06/08
  • 数年前に読んだ作品。
    かなり話題になった作品だったので当時とても期待して読みましたが、とても読みやすく興味深い内容でした。
    中学生や高校生の時代に読むことをオススメします。

  • それぞれの事情で心に傷を負った7人の中学生。
    行き場所を失くした彼女らに突如現れた鏡の中の世界。
    現代と幻想の世界を行き来しながら物語は進んでいく。
    少し心が痛むも温まるファンタジー。
    それぞれこの不思議な世界に呼ばれた理由。それぞれ抱える痛み。
    そして7人の真相。驚かされました。
    終盤の物語もまた心温まりますね。
    同じ年代の若い人たちはもちろん。
    僕のようなおじさんと呼ばれる世代にも心打たれる作品でした。

  • 面白すぎて、何度も読み返してしまいました。
    まるで、ミステリー小説を読んでいるような気分でした。
    パラレルワールドの話になった時らへんから、
    トリック(なぜみんなそれぞれ少しずつ生きている環境が違うのか)の答えは見当はついていましたが、まさかこんな結末だったとは思いませんでしたし、オオカミの正体が分かった時はとても驚きました。
    読み進めていくと、先の話がとても気になり、時間を忘れるくらい、夢中になって読んでしまいました。
    また、最後のみんなの生きている時代が違うと分かった場面で、同じ年齢の人同士で喋っているのに、ジェネレーションギャップがあらわれていて、不思議な感じがしました。ー

  • 中学生のこころは、ある出来事を機に学校に行けなくなり、
    いつも家で過ごしている。
    ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、
    潜りぬけてみると、そこはお城の中だった。
    集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。
    ジャージ姿のイケメンのリオン。
    ポニーテールのしっかり者のアキ。
    眼鏡をかけた声優声のフウカ。
    ゲーム大好きで、生意気そうなマサムネ。
    ロンみたいなそばかすの、物静かなスバル。
    小太りで気弱そうなウレシノ。
    9時から17時まで滞在が許されるその城で彼らにはひとつの課題が出される。
    猶予は一年。
    戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだか…。

    最初、中学生になったばかりのこころが学校に行けなくなる…。
    部屋の鏡が光って異世界への出入りが自由になる…ファンタジーかぁ…。
    ちょっびり、切なくなりながらもがっかりしたヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
    虐められた事も不登校になった事もない私ですが、でも揺れ動くこころの
    硝子の様な心がとても繊細に描かれていて凄く共感した。
    そして周りの大人の気持ちも凄く理解できたし、どうなって行くんだろうって
    グイグイ引き込まれていった。
    舞台設定が学校だけど、ファンタジー要素があるからといって子供向けじゃない。
    帯の一気読み必至!通りに本当に一気読みしてしまいました。
    読んだ本の内容をすぐ忘れてしまう私が決して忘れてしまわない。
    辻村さんの事、大・大好きになった「冷たい校舎の時は止まる」を何度も思い出した。
    あの頃の繊細で、揺れ動く気持ち・葛藤・悩み・些細な事で傷ついたり消え去りたくなったり…。
    色んな感情を思い出したし、今も硝子のハートだなぁって痛感させられた(*T^T)
    辻村さん自身が繊細な心を持っていて、
    今も忘れていないんだなぁって感じさせられた。
    少しずつ少しずつ明らかになっていく皆の姿。
    皆、辛かったんだなぁって切なかったし、最後にすべてが明らかになった時、
    本当に驚いた(゚Д゚;) 涙が零れました。

    本当に素晴らしい作品でした。
    今、現在も学校に行けない…社会で居場所を見つけられなくて苦しんでいる多くの人に、
    いや、苦しんでいない人子供にも大人にも読んで頂きたいです。
    「たかが学校」・「たかが職場」ですね(*´ー`*)♡

  • テレビ放送を子供達が涙を流しながら観ていた姿をみて、私は本を読んでから!と敢えてテレビを見なかった。

    中学生の頃の繊細な心の動きが、現実に起こっているかのように伝わってくる。自分自身が中学生に戻ったみたい…。色々な事情を抱える子供達、あの頃の自分は、その子達と真っ直ぐ向き合っていただろうか??後半、ある男の子の事情が分かってくるが、涙なしでは読めない。554ページの長編だがあっと言う間に読み終えた。
    録画した映像を観るのが楽しみ。子供達には本を勧めたい!

    • まいけるさん
      まいけるです。読み終えて私も映像でも観たくなりました。辻村深月さんはなぜあんなに思春期の子達の心がわかるんだろう?
      まいけるです。読み終えて私も映像でも観たくなりました。辻村深月さんはなぜあんなに思春期の子達の心がわかるんだろう?
      2024/04/25
    • santaさん
      まいけるさん、コメントありがとうございます。映像も素晴らしい作品となっていますよ!辻村深月さんを調べてみると、大学は教育学部をご卒業されてい...
      まいけるさん、コメントありがとうございます。映像も素晴らしい作品となっていますよ!辻村深月さんを調べてみると、大学は教育学部をご卒業されているようです。専門的な知識を持っていらっしゃるかもしれませんね(^。^)
      2024/04/25
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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。23年に発表された『この夏の星を見る』は映画化された。
そのほか『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』『噓つきジェンガ』など著書多数。

辻村深月の作品

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