前提として当事者意識を持って自分を変えれば社会、世界を再構築できる。で、理想的な社会を再構築するには「うしろめたさ」が作り出す国境や格差を超えた「人と人とのつながり」が重要になってくるというような話だった。
そもそも人類学がどういうものか知らなかったので、それが知れてよかった。
そこまで世界のこととか歴史とか全然知らないから、とても主観的な話になってしまうけど。
国間間の格差や国内の貧困差については、「かわいそう」などの感情的な話ではなく、もっとその人たちの気持ちになって、どんな事を考えているのか?なんでそうなったのか?などを論理的に考えることが差分を無くすことだと思っていて、なぜならば感情はその一瞬だけで持続性がないし感情はコロコロ変わるし信用ならなくて、知的作業は変化ないと思ってた。ので、新しい考え方だった。
でも、わたしが本当の意味で貧困というのを知らないだけなのかもしれない。現実は思ったより残酷で複雑だから、そういう風な考え方になるのかもしれないなって思った。
あとあと、この本を読んだ以外にもいろいろなことから、結局論理って感覚的に選んだことを自分で納得感持つためだけのツールだなって思いつつある(私生活においては)。実は最初からなんとなく答えが出てて、それを頑張って正当化してるだけなのかもねーってね
また、資本主義的な思想だったので市場主義だったけど贈与もいいところがあって、今の世の中が贈与を軽視しすぎているということも感じた。会社で働くこともお金だけでなく、もっと他に目的があるし、それをより多くの企業や働く人が理解すればもっとみんな生きやすくなるかもねって
あと、アメリカの物資支援が実は国内の農産物の価格維持政策だったとは…全然知らなくて勉強になった!世界には自分の知らないことが本当に多くあるんだなって思いました。
あととかまたとかいっぱいで雑記な文章になってしまった。。。とほほ
- 感想投稿日 : 2021年12月31日
- 読了日 : 2022年1月1日
- 本棚登録日 : 2021年12月28日
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