SFとしては古典中の古典。好きな作品ですが、今一歩主人公の言動等に共感しきれなくて長い間再読しませんでした。2021年になんと、日本で映画化されて、過剰な期待をせずに観たら大傑作に仕上がっていました。観てない人には超お薦めです。1990年代以降の日本に物語がアップデートされていて、原作にある主人公の性格的なエグ味も、上手に抜き取ってあります。原作では主人公の一方的とも思えるヒロインへの感情も、なるほどと理解できます。原作のあるSF作品を、ここまで上手く映画化したスタッフの手腕に感謝です。欲を言えば、エンディングでは山下達郎のアルバム「Ride on time」に入っている「夏への扉」を流して欲しかった!
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- 感想投稿日 : 2022年5月14日
- 読了日 : 2022年5月14日
- 本棚登録日 : 2022年5月14日
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