盲目の三味線師匠春琴に仕える佐吉のドMな愛と献身。彼女の面影を永遠に脳裏に保存するために自ら盲目の世界に入り、それを楽しむところが究極の官能だと思う。師弟の関係でありながら、二人の間に何人も子供がいるところが含みがある。文豪の官能小説はやっぱり美しい。
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- 感想投稿日 : 2019年8月28日
- 読了日 : 2019年8月28日
- 本棚登録日 : 2019年8月28日
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