2004年に、第15回伊藤整文学賞小説部門、第58回毎日出版文化賞第1部門を受賞。
どこかからのラジオと洪水が繋がった時に不穏はさらに広がり,やがて様々な装置により物語は一気に沈む。爆発に始まり爆発に終わる,そんなくだらない神話が楽しくてしょうがないのだ。
現代は監視されていない人など存在しないほどの情報社会,本書の「ビデオ撮影サークル」の末路は示唆に飛んでいる。戦後日本の落とし子は今なお脅威を保ち続けている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年5月16日
- 読了日 : 2022年5月16日
- 本棚登録日 : 2022年5月6日
みんなの感想をみる