過ぎ去りし王国の城 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年6月15日発売)
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本棚登録 : 2676
感想 : 207
4

「過ぎ去りし王国の城」宮部みゆき さん

1.購読動機
宮部みゆきさん『火車』が初めての出会いでした。
数十年前の小説です。
バブル時代設定と翻弄される主人公たちの描写、そして謎解きのテンポに魅了されました。

次は、レビューだと「理由」に進みたかったのです。でも、気持ちを軽くしたかったため、ミステリー要素が少ない小説をと考え、選択しました。

2.読み終えて
ワクワク度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
意外性
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
謎解き
⭐️⭐️⭐️
読了感 ハッピーエンド
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

3.『火車』世界と通じるもの
私たちが生きる世界では、毎日の報道で事件が観察できます。

その事件は、一言でいえば、悲しみの世界です。

そして、その悲しみの世界がなぜ起きたのか?また、繰り返されないためには? を内省する機会は少ないかもしれません。

宮部みゆきさんは、いじめを含めてこの世界で起きていることを小説の世界で描写します。
淡々と。

私たち読者は、宮部みゆきさんの世界を通じて、考える機会をもらっているのでは?
とも考えます。

4.ファンタジーの好きな方へ
宮部みゆきさんが好きな方は、もちろん、ファンタジー小説が好きな方は、ぜひ、この 王国の城 へ 旅行してみませんか?

#読書好きなひとと繋がりたい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年6月19日
読了日 : 2021年6月19日
本棚登録日 : 2021年6月13日

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