ベルサイユのばら 4 (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社 (1994年12月1日発売)
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感想 : 52
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2015年3月18日読了。フランス国家の借金を巡り貴族・僧侶・平民の代表が議論する「三部会」が開催される。王政崩壊を望み平民と手を組む貴族が現れる中、近衛軍は平民たちに向け発砲し…。劇的な第4巻。戦争をめぐり舞台のフランスが大いに激動するさまが描かれるが、それより何より「女としての幸せ」「武官としての誇り」を巡るオスカルや彼女への愛を隠せないアンドレの悩みの方がよっぽど深い深い。「バスティーユ牢獄襲撃をきっかけにフランス革命勃発」などと言われてもピンとこないが、このマンガを読んでおけばこの時代の世界史がまさに目に浮かぶように、ありありとイメージできるというものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まんが
感想投稿日 : 2015年3月18日
読了日 : 2015年3月18日
本棚登録日 : 2015年3月18日

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