6つの短編すべて、果たして真相は?…っていうドキドキ感はある…けれど、どうにも後味がよくなくて。
特に3つ目の「柘榴」は何とも言えない嫌悪感…おそらく狙いなんだろうけど、気持ち悪くてしばらくここで読み進めるのをストップしてしまった。
唯一「関守」のおばあさんだけちょっぴり共感というか同情みたいなものを感じたけれど、ほかには共感できる登場人物がいない。
犯罪物にしろ何にしろ、小説を読む時は人間への共感と希望を感じる未来を求めている。
『満願』は意外な結末、思いがけない真相、という点では面白みもあったけれど、ちょっと読み進めるのがしんどくて、
個人的に好みではなかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【日本の小説】作者ま、や行
- 感想投稿日 : 2017年8月10日
- 読了日 : 2017年7月19日
- 本棚登録日 : 2015年1月20日
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