シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1953年4月20日発売)
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 劇的に再登場するかと思いきや、意外とあっさり帰って来る『空家の冒険』はもちろん、暗号にわくわくさせられる『踊る人形』、ホームズとワトスンが犯罪に手を染める『犯人は二人』、『六つのナポレオン』など秀逸な短編がてんこ盛り。個人的には『美しき自転車乗り』が好き。いくら心配だったとはいえ単なるストーカー行為で不気味極まりない。愛情が高じてというケースが多い気がする。『第二の汚点』のスッとぼけ振りも大いに笑える。『シャーロック・ホームズの冒険』も面白かったが、バランスが良いのは本書かな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリー
感想投稿日 : 2023年12月19日
読了日 : 2010年10月14日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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