世界史と言う概念自体がそもそも西洋の手垢にまみれたものである。
世界史は西洋史であると言う弱点を克服しようとする動きが教科書レベルで見られていた世代ではあるが、その概念自体を掘り下げて、世界史=西洋史がある種の終わりを迎えようとしていることが理解できた。
フランシス・フクヤマの歴史の終わりと言うのは目的論的、進歩論的世界観においての歴史の終わりであり、川の水が海に流れ出たことによって方向性をしない四方に漂っているのが現状である。これからどのような歴史が生み出されるのかはまだわからない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年2月4日
- 読了日 : 2019年2月4日
- 本棚登録日 : 2019年2月3日
みんなの感想をみる