1巻から読んできたが、4巻が一番面白かった。
海軍→黄海海鮮
陸軍→遼陽、沙河、旅順要塞総攻撃
ユダヤ人との繋がり、下瀬火薬、
バルチック艦隊が英国漁船を誤って攻撃した話など、知らなかった事実を知れた。
といっても、戦場は悲惨。
食料や弾薬不足、合理性のない命令、失敗を学ばない総攻撃で何万人の兵が死んでいく。
司馬さんの乃木・伊地知への批判が続く。
これだけ読むと、日露戦争で勝てたのは
日本が強かったから、だけではなく
ロシア側が日本をアジアの小国だとなめかかっていたこと、上に立つ者の性格や思慮の浅さや独特な官僚世界の秩序など、かなり運が良かった部分もあるのではないかと感じた。
武力や勢力だけで真っ当にいくと、完全に負けていただろう。
また東郷平八郎、大山巌などの総大将としての在り方は
(部下の士気を高め、動揺を決して部下に見せてない、敗北心理を持たせない、など)
なるほどと思うところがあった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月22日
- 読了日 : 2021年12月22日
- 本棚登録日 : 2021年12月22日
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