愛の病 (幻冬舎文庫 い 7-16)

著者 :
  • 幻冬舎 (2003年4月1日発売)
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本棚登録 : 144
感想 : 13
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恋をすると胸がきゅんと痛くなる。そのひとのことを考えただけでも、その痛みを感じる。恋をして女は綺麗になり、恋をして大人になっていく。胸がきゅんとした数だけ、恋が涙に変わった数だけ、魅力的な女性になっていく。

恋の数だけドラマがある

こんな感じのコピーを、どこかで聞いたことがある。女性の数だけの恋。私の中の恋。たくさんの恋が、またきゅんと胸を締め付ける。恋は痛みを伴うもので、その痛みにはきっと中毒性があるように思う。恋をするって素晴らしい。

狗飼恭子さんらしい恋のエッセイ。読んでいると自分の過去の恋愛が思い浮かんできて、その恋を懐かしく、いとおしいと思えるような恋する女の子のエッセイ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年6月28日
読了日 : 2012年6月28日
本棚登録日 : 2012年6月28日

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