何の罪もないのに砂に埋もれる家で女と二人で砂かきを続ける。なんて不条理で理不尽な話なんだと思うけど、実は社会生活における労働の本質そのもののように思えてくる。
絶対この会社やめてやる!と思いながらもやめられず、いつしか同僚とも仲良くなり居心地の良さを感じてしまう、、、みたいな。
不条理劇のようでサスペンスでもあり、活劇のような躍動感もあって、安部公房初体験、実に面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年6月13日
- 読了日 : 2022年6月12日
- 本棚登録日 : 2022年6月12日
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