姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1994年8月31日発売)
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本棚登録 : 4653
感想 : 644
4

あー小説を読んだ!それが感想第一だ。
死生観や宗教の哲学までもが語られ、しかも例えが分かりやすい。去年読んだ「死とは何か」よりよほどわかりやすい。京極堂と言う強烈なヒーローに心底惚れた。
ミステリーから後半のホラーは凄まじく、前半の長々しいくだりが嘘のように、気がつけば残りわずかと言うところでまた語りが入り急停止。と油断したところに急転直下の結末に全てが繋がった!
姑獲鳥とはすごい題材を使ったものだと初の京極氏の小説の虜となった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年1月26日
読了日 : 2020年1月26日
本棚登録日 : 2019年12月6日

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