人形佐七捕物帳傑作選 (角川文庫)

著者 :
制作 : 縄田一男 
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年12月25日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 5

横溝正史が書いた捕物帖「人形佐七」の一冊もののアンソロジーです。
もちろん「半七捕物帖」を元ネタにして、というか、リスペクトして作られたシリーズですが(だから七の字をもらってる)タイトルの意味は人形のように良い男、で女にだらしない、という設定だったそうですが、それは早々と崩れ、読みやすい捕物帖になりました。
このアンソロジーは佐七の初めての手柄話、恋女房とであった話、二人の子分が子分になった話、と半七一家が出来上がるまでの話、と始めて読んだ人でもわかるように組んであります。
たいそう親切です。
時代劇コーナーには欠かせないヒーローの一人なので未読のかたはどうぞお読みくださいまし。

2016/12/12 更新

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 【連載】今日の一冊
感想投稿日 : 2017年6月30日
本棚登録日 : 2016年12月12日

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