横溝正史が書いた捕物帖「人形佐七」の一冊もののアンソロジーです。
もちろん「半七捕物帖」を元ネタにして、というか、リスペクトして作られたシリーズですが(だから七の字をもらってる)タイトルの意味は人形のように良い男、で女にだらしない、という設定だったそうですが、それは早々と崩れ、読みやすい捕物帖になりました。
このアンソロジーは佐七の初めての手柄話、恋女房とであった話、二人の子分が子分になった話、と半七一家が出来上がるまでの話、と始めて読んだ人でもわかるように組んであります。
たいそう親切です。
時代劇コーナーには欠かせないヒーローの一人なので未読のかたはどうぞお読みくださいまし。
2016/12/12 更新
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カテゴリ:
【連載】今日の一冊
- 感想投稿日 : 2017年6月30日
- 本棚登録日 : 2016年12月12日
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