数多の賞賛を受けてきたこの作品、スケキヨの見立て殺人とマスク姿はいったいどれ程の認知度があるのだろうか。
で、原作は中学以来の再読、うん十年ぶりでした。
個人的な意見ですが、やはりこの作品が私の中では「悪魔の手毬唄」と並び“THE 金田一耕助“です。
防御率の低さや、恐ろしいまでの偶然の重なりなどはこのシリーズならではですね。
映画を観ていたからスケキヨの斧は完全に忘れていました。いま考えると、おそらくはこの言葉のトリックの凄さが理解出来ずさらっと流していたのでしょう。
複雑に絡み合った血縁や関わった人の因縁、様々な欲望、年齢を重ねてこそ判る物語の深淵が有るのですね。横溝先生、ありがとうございました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月6日
- 読了日 : 2023年12月6日
- 本棚登録日 : 2020年12月21日
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