容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
4.27
  • (7837)
  • (5108)
  • (2859)
  • (217)
  • (47)
本棚登録 : 51300
感想 : 3839
5

ただただ、やるせない物語でした。
誰もが救われなかったですね。
石神の愛は、残念ながら自分には理解しきれませんでした。
そして、石神と対峙しなければならなかった湯川の心の内も、湯川自身が多くを語らない分、余計に読んでいて苦しかったです。
自分の中に、消化の出来ないものが残ってしまった様な感覚です。
東野圭吾さんの作品は、映像でいつでも観られるつもりで居たので、これまであまり手にとって来なかったのですが、じっくりと本で読みたい作家さんになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月6日
読了日 : 2021年3月15日
本棚登録日 : 2020年11月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする