悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)

  • 早川書房 (2001年5月31日発売)
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本棚登録 : 7168
感想 : 783
5

傑作で有名なのに、よく知らずに読み始めた
インパクトがある作品
衝撃のラストシーン、疑問を残したまま終わる
ちょっと鳥肌もの。。。(;ω;)
連続もののTVがいいところで終わり、「続きは来週ー、また観てねーっ」って言われているのと同じ感覚(昭和か?笑)
この作品は三部作の第一弾で、話は第二弾『ふたりの証拠』に続くらしい
第二次世界大戦中に、ハンガリーの田舎町のおばあちゃんの家に疎開して来た双子の兄弟の話
生き抜く為に双子は毎日色々な『練習』をする
来る日も来る日も遊ばない、働く、『練習』をする
双子が客観的事実だけを日記に淡々と書いているのがこの『悪童日記』
戦争中の話だから、とても暗いし残酷
でもその日記が読みやすくて、感情や情景がしっかりと伝わってくる
面白いことにこの作品は誰の名前も出てこない
双子は『ぼくら』、おばあちゃんは『おばあちゃん』、従姉妹は『従姉妹』という様に名前が出てこなかった
だから名前を覚えなくてよかった
さあ、第二弾の『ふたりの証拠』も読まないと!
続きがどうしても気になる、そんな作品



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月1日
読了日 : 2023年3月1日
本棚登録日 : 2023年3月1日

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