クラインの壺以来の岡嶋二人さん。
スマホや携帯電話、Internetすら存在しない時代の80年代後半の作品。パソコンが一般家庭にすらない時代のハイテク機器を駆使した犯人の駆け引きが良かった。
パソコンのアスカは、犯人の慎吾とは別の人格に思え、まるでAIの世界を思わせる。
様々なことが便利になる世界は、ひとの創造力がなくなっていくようにも思える。アナログであればあるほど、物語の中で、読者が想像しうる選択肢も増えてワクワク感が増すのは気のせいでしょうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岡嶋二人
- 感想投稿日 : 2016年5月27日
- 読了日 : 2016年5月27日
- 本棚登録日 : 2016年5月27日
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