勝手に醜く生み出され、造り出した本人に醜さを忌避されるのは酷い。優しい心が人々から受ける迫害に次第に失われ、せめて愛する存在を、との希望すらフランケンシュタインの心変わりで叶えられず…と読んでいて怪物を生み出したフランケンシュタインの無責任ぶりに呆れつつ、怪物の哀しみを思うと遣り切れない気持ちになりました。
フランケンシュタインの滞在先の景色の描写が多々あるのですが冗長に感じてやや読み辛く思えました。舞台に明るくないからなのでしょうが描写はいいから早く話を進めて欲しいと思ってしまいました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月19日
- 読了日 : 2016年1月19日
- 本棚登録日 : 2016年1月19日
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