懐かしい「パラディスの秘録」の3作目の邦訳。訳者が浅場莢子さんから変わっているので、少し雰囲気が違ってしまったかな。
「死せる者の書」ということで、情熱と死をめぐる短篇集。最後の「月は仮面」はいかにもタニス・リーらしいというか、クリムトや耽美主義の絵を思い出させるようなハルピュイア=鳥少女=吸血鬼エロスの話で良かった。でも「黄の殺意」ほどの圧倒的な力強さはなかったので残念。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月7日
- 読了日 : 2014年12月11日
- 本棚登録日 : 2018年12月2日
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