ホテルローヤル

著者 :
  • 集英社 (2013年1月4日発売)
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ずっと読みたかった第149回直木賞受賞作、ようやく手にしました。

北口のラブホテルを舞台にした7つの連作短編。

それぞれの主人公として描かれるのは、利用する客や従業員、経営者などホテルにゆかりのある人々。

それぞれに闇を抱えて生きている姿、そしてそこに変わらずあるのが「ホテルローヤル」。

著者の作品は初読みとなりましたが、世界観に引き込まれての一気読みでした。



説明
内容紹介
ホテルだけが知っている、やわらかな孤独
湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。そのかけがえなさを瑞々しく描く。
内容(「BOOK」データベースより)
恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桜木/紫乃
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。12年、『LOVE LESS(ラブレス)』で第146回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年8月25日
読了日 : 2021年8月25日
本棚登録日 : 2021年8月12日

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