信頼感と期待を持って読んで、毎回その信頼を裏切らない薬丸岳さん。
今回も重いテーマでごんごん心にきました。
当事者ではない物に復讐を委ねる。そして善悪と罪と罪を全て天秤にかけた時に、道義的な罪と法としての罪。罪を隠したままで幸せを享受している事への罪悪感と、幸福を保つためにどれだけの犠牲を払わなければいけないのか。一方通行ではない思いを整理してテーマ負けせず小説に昇華しています。しかもミステリー要素も含まれています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年8月31日
- 読了日 : 2018年8月23日
- 本棚登録日 : 2018年8月23日
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