はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)

  • 早川書房
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本棚登録 : 422
感想 : 36
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鋼鉄都市からの続編、イライジャ・ベイリとダニール・オリヴォーの捜査小説。
この作品を読んでから、前作は推理よりも作中の地球の現状に重きが置かれていたのを感じた。それほどこの作品は世界観の説明をしつつもミステリサスペンスを損なわず書かれていて、読んでいてとても面白かった。
あくまでもイライジャが主人公なのだが、ダニールの活躍をもう少し見たかった。でもイライジャの危機には駆けつける良きロボットだし、ラストの方では少し学習したのか人間らしさが出ていた。
巻末に昭和33年に翻訳出版されたそうなので、鋼鉄都市読了後書いた感想の「今から40年前」よりも遥かに昔の作品なのを知り、新たに驚愕した。鋼鉄都市はもっと前という事になる。ヨシャパテ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月9日
読了日 : 2019年6月9日
本棚登録日 : 2019年5月18日

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