本と鍵の季節

著者 :
  • 集英社 (2018年12月14日発売)
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本棚登録 : 4835
感想 : 581
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米澤先生の〈古典部〉シリーズが本当に大好きなので、他の作品も絶対ハマる!と思い、図書館で本書を借りました。
読んでみた結果、想像以上に刺さりました。

主人公たち2人の周りで起こった全部で大まかに5つのプチ(?)事件を2人で力を合わせて解決していくという、今作も〈古典部〉シリーズと同じく、青春ミステリーものでした。

主人公たちの性格がまた憎めない感じだったのも良くて、ちょっぴりダークな部分が各章の最後に見え隠れするのも良かったです。

やはり米澤先生の本のいいところは、物語の中の細かなヒントを見落とさなければ、読者も謎解きに参加することができるというところです。まあ、私の場合はおかしいなと思うことがあるだけで、自力で解決はまだできないのですが…。

今作で1番びっくりしたことは、10円玉の表面は、平等院鳳凰堂の側だったことですかね。

続編の2作目ももうすでに借りてあるので、読むのが楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月4日
読了日 : 2024年2月4日
本棚登録日 : 2024年1月31日

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