収録作のひとつ、離婚協議の最中サイコ男に襲われる男女の災難を描いた「ゴーサム・カフェで朝食を」を読んで、別短編集に収められていた、まさに出産を迎えんとする女性がゾンビと対峙するお話「自宅出産」を思い出しました。ゾンビに襲われようがサイコ男に追いかけられようが、人間そればっかりに構ってられない日常があるのだね。ほかにもホラーと感傷の割合がほどよい「L・Tのペットに関する御高説」、“呪われた部屋”というストレートな題材を飽きずに読ませる「1408号室」が好き。
読書状況:読み終わった
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本_海外
- 感想投稿日 : 2012年3月28日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月26日
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