■豊臣秀吉の2人の軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の物語。
■2011年12月初版、2022年9月第15版。11年かけて14回版を重ねているので、およそ1年に1回重版出来となっている計算。細々と売れ続けている。
■装丁は曽我蕭白の獅子虎図屏風の右隻の唐獅子。実は蝶に驚いて吠えている。この絵と内容が一致しているのか、読者の想像を掻き立てる。
■この上巻は竹中半兵衛の活躍が光る。軍師の策謀は常に歴史の荒波の下に隠れてしまい、将の手柄となってしまう。豊臣秀吉の手柄話のうちどこまでが半兵衛の献策によるものか、想像するだけでも楽しい。
■火坂流なのかわからないが、歴史の教訓というのはあまりなくて、ストーリー性が重視されている印象。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・教養
- 感想投稿日 : 2022年10月26日
- 読了日 : 2022年10月26日
- 本棚登録日 : 2022年10月26日
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