英国ウェールズ出身の作家、オスカーワイルドによる童話短編集。
文章、特に比喩が美しく宝石のように輝いているのが特徴なようだ。宮沢賢治を思い出させる。翻訳が古いので、やや読みづらく、読み終わるのにやけに時間がかかった。
全編を通しての特徴としては、動物や植物が擬人化してあり、人の言葉を話す。主人公も長所と短所どちらも持ち合わせていて、童話らしくなく人間臭い。
著者はゲイであるというだけで、収監されて不遇な晩年を送ったという。気の毒としかいいようがない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年4月26日
- 読了日 : 2016年4月26日
- 本棚登録日 : 2016年4月26日
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