完成度鬼高★5 古典ミステリーの重厚感と愛情たっぷり込められた王道ミステリー上巻 #カササギ殺人事件
またスゴイ本を読んでしまった… まずはの上巻レビューです。
出版社の担当者が、出版前のアランコンウェイ作「カササギ殺人事件」を読むところから始まる。
カササギ殺人事件:
冒頭はイギリスの田舎町、葬式のシーン。街の富豪の屋敷に勤める家政婦が亡くなったのだ。事故か犯罪か、田舎独特の小さな世界で噂話が広がる中、さらなる殺人事件が発生する。不治の病を抱える探偵アテュカスピュント登場し、難解な捜査を進めていく。様々な人間関係と過去が明らかになっていき、ついに探偵が真相を見抜くのだが…
前編まるごと作中作ですよ。しかもがっつり王道ミステリーです。かつて、アガサクリスティのオリエント急行の殺人や、そして誰もいなくなったを読んだときの感じ。
古い町並みで発生する事件、癖のある登場人物、何やら意味のある逸話、独特の雰囲気を持つ探偵役、端々でみられるクリスティのオマージュ、そして過去の事実と少しずつ見えてくる真相。
たまらんすっ こんなの面白いにきまってる。
いいですか、ここまで上巻だけですよ。上巻だけで、もう1つのミステリーがほぼ全編、書かれているんです。「ほぼ」というところが、またこの作品が凄いところなんですが、それは下巻読んでみてのお楽しみです。
総合的なレビューは下巻にて!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本格ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年3月6日
- 読了日 : 2022年3月5日
- 本棚登録日 : 2022年3月5日
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コメント 2件
みどりさんのコメント
2022/03/06
autumn522akiさんのコメント
2022/03/11