〈地下室の男のださすぎる言動一覧〉
・24歳なのに他人の殴り合いを見て羨ましくなり、よし、殴り合ってみよう!と思う
・しかし、2mの大男を前にあえなく退散(無念の涙)
・その日からそいつを付け回し、決闘を申し込む妄想をする
・肩をぶつけてやろうと画策するも、目の前にすると道を譲ってしまう
・ついに肩をぶつけた!(しかし相手は気にも留めず)
・学生時代友だちなぞいなかったのに、同級生の壮行会に無理やり参加
・謎の自意識爆発スピーチ披露
・飲み食いしたくせに「金なんてないですね!」(清々しい)
・翌朝酒のせいにする弁解の手紙をしたためる
・娼婦に説教(自分より弱い存在だから?)
・下男への給料を出し渋りして自尊心を満たす
・救いを求めてきた娼婦に卑屈すぎる謎理論を展開
痛い。痛すぎる。ページを1枚めくっただけで言ってることがかわったり、人を遠ざけるくせに求めたり。卑屈で軸がぶれぶれで、身近にいたらとにかく面倒臭そう。
でも自意識や自尊心は誰の心にもあるもの(であろう)で、ここまで極端でないにせよ誰の心にもネクラーソフはいるのかも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2017年11月18日
- 読了日 : 2017年11月16日
- 本棚登録日 : 2017年11月16日
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