脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

著者 :
  • NHK出版 (2006年11月8日発売)
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2006年刊行の新書。この時点ですでに「小さな画面を見ている時間が長過ぎる」と書かれていますが、スマホの普及で事態はより深刻化しているでしょう。ぼんやりした頭をすっきり冴えさせる、ちょっとした習慣を提示した本で、サクッと読めます。

 最近、何となく頭がぼんやりしている。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

本書で示された15の習慣は、6つのテーマに分けられます。1 生活のリズムを整える(朝、体を動かす:時間制限を設ける:睡眠を大事に)/2 思考力を高める(家事こそ脳トレ:「行動予定表」をつくる:「机の片付け」を重視)/3 記憶力を高める(目・耳を働かせる:「報告書」を書く)/4 出力する力を高める(長い話を組み立てる:相手の身になって話す)/5 脳を健康に保つ(食事:健康診断)/6 応用編(「失敗ノート」を書く:活動をマルチに:人を好意的に評価する)
それぞれの方法は決して難しくはないものの、「習慣化」するのは結構大変かも。「肩肘を張り過ぎず、できることからコツコツと」…と、「言うは易く行うは難し」の狭間で…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月27日
読了日 : 2023年7月25日
本棚登録日 : 2023年7月27日

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