パリで奮闘する日本人である重吉からみたテオとゴッホの関係性が描かれており、お互いがお互いを愛していて、依存している一方で、だからこそ嫌になり離れることもある兄弟の関係性がなんでもっとうまく生きていけないんだろうかともどかしい気持ちになった。
読んでいて、ゴッホの描く色彩豊かな絵が、文章から浮かび上がって頭の中で描かれるような気持ちになった。素晴らしい文章だと思う。
これから、ゴッホの絵を観るとき背景にあるさまざまなストーリーを想像して、これまでと違う味わいで楽しめそう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月21日
- 読了日 : 2020年5月21日
- 本棚登録日 : 2020年5月21日
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