「ドライブ・マイ・カー」をネット配信開始にあわせて視聴し、気になったので読んでみた。チェーホフは「桜の園」を20歳前後のころに読んで以来。今回はミーハーな動機であったが、とても得るものはあった。
前回チェーホフを読んで将来を夢見ていた自分も47歳(なんとワーニャ叔父さんと同じ)。ワーニャ叔父さんが自らの中に入ってきて、当時の自分からみて、いまの姿は満足いくものだろうか、これでよいのだろうかという思いが頭をもたげた。
悲観も楽観も抱えて生きていく。最後のソーニャのセリフで私も救われた気がした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年2月21日
- 読了日 : 2022年2月21日
- 本棚登録日 : 2022年2月21日
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