妖怪の子預かります (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2016年4月10日発売)
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本棚登録 : 630
感想 : 66

目の見えない按摩師「千弥」と暮らす少年「弥助」、二人は血は繋がっていないのだが弥助は千弥にべったりで千弥も弥助にはめちゃめちゃ甘い。
ある日弥助が石を壊したことにより妖怪達に連れ去られ、お前がうぶめ石を壊したせいでうぶめがいなくなってしまった、代わりにお前がうぶめの仕事をしろ!といきなり妖怪の子供を預かるという子預かり屋をやることになってしまう。突然の怪異に巻き込まれて戸惑うものの責任を感じて弥助は妖怪の子供達を預かることになるのだった...。

軽妙な文章で小気味よく読める。「何故突然妖怪達の騒動に巻き込まれるの?」とは思うもののちゃんとそこにつながる設定もあったりで面白かった。妖怪系の小説はちょくちょく読んでるけど、妖怪にも子供っているんだなぁと新しい視点で書かれているのでよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月20日
読了日 : 2021年6月19日
本棚登録日 : 2021年6月19日

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