国を陰で支えている人々に焦点を当てた短編集。慶・雁・柳の国が描かれる。「丕緒の鳥」がヒューマニズム的で好みだった。「風信」は牧歌的で、民の日常の小さな幸せを掬い上げている一方、「落照の獄」では残虐な殺人事件に傾国のさまを重ねて見事に描いた。
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- 感想投稿日 : 2022年8月15日
- 読了日 : 2022年8月15日
- 本棚登録日 : 2022年8月15日
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