英米の有名新聞に記事を書いてきたライターによる時間術の本。原題は "FOUR THOUSAND WEEKS"、平均的な人生の流さを週で表すとたったの4000週しかないことを示している。
現代は病的なほど生産性を追い求める時代になってしまっていることに改めて気付かされる。
最近、その日のToDoリストを全てクリアして時間ができたのに、あれほどやりたかった楽しみごとを何故かやる気になれない……という奇妙な状況が何度か発生したことがあったのだが、その理由についても本書のおかげで得心することができた。
最初読み始めた時は『タイムシフティング』と同じような内容だなと感じたが、そんな印象を遥かに上回る良書だった。現代人必読の書。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2023年2月10日
- 読了日 : 2023年2月10日
- 本棚登録日 : 2023年1月29日
みんなの感想をみる