宮本武蔵を師と仰ぎ五輪の書を人生の指標とする中学3年女子、磯山香織(なんちゅう設定やねん)と家庭の事情で日舞を辞めた後、立ってする日本的なものとして何故か剣道を選んだ今時の天然系女子同じく中3、甲本早苗。偶然横浜市民大会で相見えた二人は武道オタクの磯山が一方的に甲本をライバル視し、敵地に乗り込む覚悟で甲本が進学する高校にスポーツ推薦で入学する。こんな女子高生おるわけないやんと思わず突っ込みたくなるほど磯山香織がエキセントリックで面白い。これに普通の天然女子高生、早苗を絡ませることで二人のやり取りが俄然面白くなって来る。文体も口語体と言うか殆ど話し言葉を中心としたふんわりとした文章で読み易い。気がつけば二人の織りなすライバル、友情、対決にウルウルしてしまう。いや~ええもん見つけました。しかも続きもんでセブンティーン、エイティーンが有る。当分楽しめそう、なるべくゆっくり読みます!
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- 感想投稿日 : 2013年9月30日
- 読了日 : 2013年9月29日
- 本棚登録日 : 2013年9月28日
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