ワカンナイ。
他のレビュアーはみんな比較的面白がって読んでいるけど、何がどうわかったのか聞いてまわりたい気分である。興味のある分野だけに、特に。
「漫談」ではあるけど。「漫談」なんだけど。
ただ、やっていることがわからない。その「わからなさ」については追々書いていくとして。文章を書いたり読んだりすることには(学生期も含め)もう15年は携わっている身としては、心を折られる思いでした。
「文学入門」ではないなと思った。
「文学入門」にしては、前提として要求される知識が大きいぜ、と思った。
もう負け気分で書いているので非常に僻みっぽくなりますが。
あえて言うならば、いわゆる今の文学と、実世間の間に断絶があるとすれば、これが「文学入門」だからなんじゃあないかと思うのだった。まだこの本の中で「国辱」とされていた『テクストを遠く離れて』のほうがわけがわかった。「云っていることがわかる」という意味においては、であります。
じゃあ、ここにある一種の「断絶」って、単に読解力や知識量、アカデミックな素質だけの問題なんだろうか。
そうかもしれないが、そうでもない気がする。
この断絶を乗り越える方法が無いものか、ずっと首をひねっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
対談
- 感想投稿日 : 2013年7月3日
- 読了日 : 2013年7月3日
- 本棚登録日 : 2013年7月3日
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