人間と象徴 上巻―無意識の世界

  • 河出書房新社 (1975年9月1日発売)
3.57
  • (11)
  • (5)
  • (31)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 229
感想 : 9
4

タイプ論の発表、フロイトからの離脱など、「なぜそうするに至ったか」というストーリーを書いた晩年の著作。というかかなりの部分をお弟子さんに書かせているので彼が監修した本。色んな苦悩に対して救いがあります。たぶん再販か改訂版なんですが見事な装丁ですね。美しいです。四六版てとこもキュート。

訳者は河合隼雄、元文化庁長官ということで今や少し香ばしい立ち位置の方になっちゃいましたが、本書は1975年の出版ですからバリバリ現役の時ですね。訳本であることを感じさせないセンスを感じます。

上巻の前半はユング自身が執筆したもの。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: ├タイプ論とMBTI
感想投稿日 : 2010年4月26日
本棚登録日 : 2010年4月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする